現在はテニスに愛。クリマイ感想等は休止中。
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『フェデラーの対戦相手は途中棄権しない』
http://content.usatoday.com/communities/gameon/post/2012/09/opponents-dont-retire-against-roger-federer/1#.UEaRT40aOK4
USA TODAY
Sep 04 2012
By Chris Chase
以下、拙訳
http://content.usatoday.com/communities/gameon/post/2012/09/opponents-dont-retire-against-roger-federer/1#.UEaRT40aOK4
USA TODAY
Sep 04 2012
By Chris Chase
以下、拙訳
ロジャー・フェデラーの4回戦のウォークオーバー(対フィッシュ戦)に関する記事を調べていると、我々は面白い事実に出くわした。それは歴史上もっとも偉大なテニスプレーヤーに対する、統計的に見てもレアで魅力的でかつ奥深い、選手たちのフェデラーへの尊敬、その心理的徴表ともいえそうだ。もしかしたら既出の事実なのかもしれないが、それでも我々はこの事実をシェアしたいと思う。なぜなら、統計は面白く、反対意見がでてきて議論ができたらば、なお面白いだろうと思うからだ。
フェデラーの最近166回のグランドスラムの試合において、”途中棄権者”は誰一人としていないのだ。
166回とまでは言えないが、フェデラーの主たるライバルたち、ナダルとジョコビッチ、マレーの3人は、ここ数年の試合でそれぞれ、5人もの途中棄権者がいるのに、だ。去年の全米オープンに限って言っても、ジョコビッチは1週間で2人の棄権者に出くわしている。
2006年は、フェデラーが「支配的なテニスプレーヤー」から「支配的な伝説のプレーヤー」になった年だ。それから、誰もグランドスラムマッチにおいてフェデラーとの試合を放棄していない。我々はその理由を4つあげられると思う。
1、その時間に対する敬意
フェデラーとの試合を棄権することは、大統領が学校に来る日に学校を休むようなものだ。そこにいたというために、なんとか我慢するしかない。ランクの低いジャーニーマン(小さい大会を回って細々くいつないでいく選手)がプロ選手と戦ってきたんだよという話をして、ファンや知り合いに「フェデラーと試合したことある?」と聞かれたとき、「したけど、セカンドセット4-1で棄権した」なんていうのは誰だって聞きたくない答えだ。
2希望
ニコラス・アルマグロに2セットダウンで、そこから逆転するために怪我というリスク覚悟で人生をかけてプレーする価値はあるだろうか?あ、悪気はないからね、アルマグロ。でもいい面が悪い面を上回るとは思えない。でもフェデラーが相手なら?どんなに小さくても、歴史的な大逆転の可能性は痛みを押しやる助けになるかもしれない。
3、フェデラーは途中棄権しない、対戦相手がなぜ棄権できるだろう?
フェデラーはキャリアで一度たりとも途中棄権をしたことがない。対戦相手達は棄権するかどうか考えたとき、それに気がつくのだろうか?
4、ただの偶然
我々は今日この事実についてあまりに長く考えすぎたのは確かだ。
これってただのラッキー?考えよう、コナー・ニランド(ランキングは197位)は去年の全米1回戦で、ジョコビッチに対しワンセットダウン、第二セット4-1になったところで途中棄権をした。彼は食中毒だった。フェデラーの1回戦の相手はサンティアゴ・ヒラルド、彼はおそらく、直前の食事に問題はなかったのだろう。
ただもしかしたらニランドの相手がフェデラーだったなら、彼はペプト(正露丸的なもの)を飲んでまで頑張りぬいたかもしれない。もしかしたら、しなかったかもしれないが。
――――――――
ほんっとにアルマグロに失礼な記事だな(笑)
ただ単に「フェデラーには勝てる気がするけど、ナダルやジョコビッチには勝てない感じがする」から、とかだったりして(笑)去年のジョコビッチとかクレーのナダルって、全盛期のフェデラーとはまた違った何かがあるもんな………いや、わかりませんが。
でも、ローランギャロスの企画(Road to Roland-Garros 2012)でベネトーは「フェデラー選手のハーフボレー美しすぎ超欲しい」と言ってましたし、フォニーニは「フェデラーはスタイルいっぱい(=スマート)にプレーするよね」「スタイリッシュすぎる?」「うん。だから見てるのが好き。たとえ彼が対戦相手でも見惚れるくらい(笑)」とか選手的にはアウトな発言が飛び出してましたし、純粋にフェデラーの相手をするのは楽しいのかも……。そうだといいな。
因みに上記企画で「神のように戦って負けるのと、猿のように戦って勝つのはどっちがいいか」という質問にはほとんどの選手が「猿のように戦ってでも勝ちたい」と答えていました。フェデラーの戦い方は憧れるけど、フェデラーのようになりたいとは思わないところがミソ(笑)
その流れで行くとサントロ師匠も「フェデラーと試合するっていうのはさ、”特等席で”信じられないようなプレーが見られるってことなんだよ。最高さ!」と言ってましたし、リュビチッチも「できたらいいなってプレーを簡単にやってのけるんだよ。これでどうだ、って思ってみると、なんか倍くらいすごいのが返ってきたり。結局ラインの外しか打つ場所なくなっちゃうのさ(笑)」と。……あぁ、揺るがないな。
これってただのラッキー?考えよう、コナー・ニランド(ランキングは197位)は去年の全米1回戦で、ジョコビッチに対しワンセットダウン、第二セット4-1になったところで途中棄権をした。彼は食中毒だった。フェデラーの1回戦の相手はサンティアゴ・ヒラルド、彼はおそらく、直前の食事に問題はなかったのだろう。
ただもしかしたらニランドの相手がフェデラーだったなら、彼はペプト(正露丸的なもの)を飲んでまで頑張りぬいたかもしれない。もしかしたら、しなかったかもしれないが。
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ほんっとにアルマグロに失礼な記事だな(笑)
ただ単に「フェデラーには勝てる気がするけど、ナダルやジョコビッチには勝てない感じがする」から、とかだったりして(笑)去年のジョコビッチとかクレーのナダルって、全盛期のフェデラーとはまた違った何かがあるもんな………いや、わかりませんが。
でも、ローランギャロスの企画(Road to Roland-Garros 2012)でベネトーは「フェデラー選手のハーフボレー美しすぎ超欲しい」と言ってましたし、フォニーニは「フェデラーはスタイルいっぱい(=スマート)にプレーするよね」「スタイリッシュすぎる?」「うん。だから見てるのが好き。たとえ彼が対戦相手でも見惚れるくらい(笑)」とか選手的にはアウトな発言が飛び出してましたし、純粋にフェデラーの相手をするのは楽しいのかも……。そうだといいな。
因みに上記企画で「神のように戦って負けるのと、猿のように戦って勝つのはどっちがいいか」という質問にはほとんどの選手が「猿のように戦ってでも勝ちたい」と答えていました。フェデラーの戦い方は憧れるけど、フェデラーのようになりたいとは思わないところがミソ(笑)
その流れで行くとサントロ師匠も「フェデラーと試合するっていうのはさ、”特等席で”信じられないようなプレーが見られるってことなんだよ。最高さ!」と言ってましたし、リュビチッチも「できたらいいなってプレーを簡単にやってのけるんだよ。これでどうだ、って思ってみると、なんか倍くらいすごいのが返ってきたり。結局ラインの外しか打つ場所なくなっちゃうのさ(笑)」と。……あぁ、揺るがないな。
ただこのテニス界あげてのtoo much respectがフェデラーを強くしてしまう一因だという興味深い記事も。一部ではそれを「Fedipal complex」と呼ぶそうです↓
http://www.tennis.com/news/2012/08/fedipal-complex/38955/#.UEaikY0aOK6
あはは。それもこれもきっとフェデラーの作戦なのだ!
p.s.
フィッシュ、早く回復して、ツアーに戻ってこれますように……
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はじめてコメントさせて頂きます
こんにちは!出張してきました。はじめてお邪魔させて頂きます。
すごく読み応えのあるブログで、さっそくお気に入りに登録させて頂きました。
今回の記事もすごく面白かったです!
私がもしテニス選手で、フェデラーと対戦できるとしたら、やはり棄権はしませんね。
勝ち負け以前に、貴重な機会ですし、負けても得るものは大きいに違いないですから。
もちろん「オレはあのフェデラーと対戦したんだぜえ!」って自慢もできます(笑)。
フェデラーが途中棄権しないというのも、なんとなく分かる気がします。対戦相手に「相手の棄権で勝てた」という、後味のわるい思いをさせたくないんじゃないでしょうか。
ロンドン・オリンピックの男子シングルス決勝戦、今から思うと、フェデラーの敗因は、明らかにデル・ポトロとの準決勝によるスタミナ切れでした。
どうしてもメダルが欲しかった、とフェデラーは言ってましたが、たとえ惨敗しても、それでも最後まで戦い抜いた姿勢には頭が下がります。
試合に負けて人間性で勝った、的な感じを受けます。
フィッシュ選手は残念でしたが、秋には復帰できる予定とのことなので、大したことはないと祈りたいです。
すごく読み応えのあるブログで、さっそくお気に入りに登録させて頂きました。
今回の記事もすごく面白かったです!
私がもしテニス選手で、フェデラーと対戦できるとしたら、やはり棄権はしませんね。
勝ち負け以前に、貴重な機会ですし、負けても得るものは大きいに違いないですから。
もちろん「オレはあのフェデラーと対戦したんだぜえ!」って自慢もできます(笑)。
フェデラーが途中棄権しないというのも、なんとなく分かる気がします。対戦相手に「相手の棄権で勝てた」という、後味のわるい思いをさせたくないんじゃないでしょうか。
ロンドン・オリンピックの男子シングルス決勝戦、今から思うと、フェデラーの敗因は、明らかにデル・ポトロとの準決勝によるスタミナ切れでした。
どうしてもメダルが欲しかった、とフェデラーは言ってましたが、たとえ惨敗しても、それでも最後まで戦い抜いた姿勢には頭が下がります。
試合に負けて人間性で勝った、的な感じを受けます。
フィッシュ選手は残念でしたが、秋には復帰できる予定とのことなので、大したことはないと祈りたいです。
Re:はじめてコメントさせて頂きます
過分な言葉をいただいて恐縮です。
>負けても得るものは大きい
そうなんですよね。
最初の邂逅でフェデラーにコテンパンにされて(解説者は「フェデラー・クリニック」と呼んだりしますが)
その後急成長とか結構あります。貴重な機会をブレークスルーのきっかけにできる選手もいるのでしょう。
それに、フェデラーは威圧はしても威嚇とかはしないですし。安心して試合ができるはず(笑)
>たとえ惨敗しても、それでも最後まで戦い抜いた姿勢には頭が下がります。
人生をかけた一試合一試合を、コーチもなしに、逃げ場のないコートで、
最初から最後まで孤独に戦い抜くってそれだけですごいですよね。
滅多に、ほとんどファミリーボックスを見ないフェデラーがちらりとそちらに目をやるのをみて、
本当はキツイんだなぁと、切なくなりました。6-0にしなかったところに根性を感じましたね(笑)
テニスに限らず、一生懸命、なにかに心を打ちこんでいる人間には頭が下がります。
>負けても得るものは大きい
そうなんですよね。
最初の邂逅でフェデラーにコテンパンにされて(解説者は「フェデラー・クリニック」と呼んだりしますが)
その後急成長とか結構あります。貴重な機会をブレークスルーのきっかけにできる選手もいるのでしょう。
それに、フェデラーは威圧はしても威嚇とかはしないですし。安心して試合ができるはず(笑)
>たとえ惨敗しても、それでも最後まで戦い抜いた姿勢には頭が下がります。
人生をかけた一試合一試合を、コーチもなしに、逃げ場のないコートで、
最初から最後まで孤独に戦い抜くってそれだけですごいですよね。
滅多に、ほとんどファミリーボックスを見ないフェデラーがちらりとそちらに目をやるのをみて、
本当はキツイんだなぁと、切なくなりました。6-0にしなかったところに根性を感じましたね(笑)
テニスに限らず、一生懸命、なにかに心を打ちこんでいる人間には頭が下がります。